革新的生産システム、ミシュランC3M 
- 自動車産業は20世紀に大きく発展しました。自動車は必需品化し、伝統的なタイヤ産業も並行して発展しました。タイヤメーカーは当然のように生産量を増やし、できるだけ低価格で大量のタイヤを供給するようになりました。タイヤ製造は大規模投資型で、小さく分割するのは困難でした。
- しかし長年の間に、自動車産業も消費者の個別の嗜好に合わせ、多様な商品を生産するようになってきました。こうなるとタイヤメーカーも、大量生産タイヤと並行して、“オーダーメード”に近いタイヤを効率的に生産するまったく新しい手段が必要になってきました。
- 先進技術を使うことで、きわめてコンパクトな生産設備C3Mが設計されました。ひとつの生産モジュールが占める床面積はわずか30平方メートルで、航空貨物用パレット2枚で輸送可能です。
- このC3Mは、電力だけで操業できます。エネルギー消費は従来の半分です。これまでの生産工程は7段階に分かれていましたが、C3Mはそれをひとつにまとめました。おかげで中間在庫が不要になっています。
- このシステムは15年前に初めて構想されましたが、具体化するだけの価値はありました。現在ではこの革新的生産工程から生み出された2000万本以上のタイヤが、世界中の道路を走っています。
C3Mの利点 
- C3Mのキーワードはスピードです。設備は簡単に移動可能で、工場に到着して24時間後には稼働できます。タイヤを設計、開発する時間も大幅に短縮されました。C3Mでは革新的なタイヤを生産可能です。タイヤの基本素材(コード、コンパウンド)はきわめて正確に組み立てられます。
- C3Mを使うと、少量のタイヤを競争力のある価格設定で生産できます。そしておなじ設備で、まったく異なるタイヤを生産可能です。
- この新技術は、とくに高級タイヤの市場に適しています。消費者それぞれに合わせた技術的、経済的要件のタイヤを生産できるのです。
参考資料「日本ミシュランタイヤ株式会社」より
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Last-modified: 2008-01-15 (Tue) 13:12:56 (JST) (357d) by tenchou
