扁平タイヤの空気圧に不安はありませんか?
特にインチアップなどによって、タイヤサイズを変換した場合など、
どの程度の空気圧を入れたらいいのか難しいですよね。
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- 車にはその車に合ったタイヤが設定されてます
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車に合わせるために荷重能力(最大負荷能力)・ハンドリング・乗り心地・転がり抵抗
などすべての項目を考慮してタイヤサイズと空気圧を設定しています。
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インチアップなどでタイヤサイズを変える場合
標準タイヤサイズ+荷重能力 を考慮してサイズの選択と空気圧の設定をしなくてはなりません。
新車時のタイヤサイズ、(外径)に近いサイズをなぜ選ぶの?
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まず、カーメーカーは、加速・減速・コーナリング・燃費・高速道路での巡航などを考慮してタイヤの適正サイズを考えています。
- そのサイズに基づいて、スピードメーターを設定している為、タイヤ外径を大きく変えたりすると、正確さを維持することが出来なくなります。
- アンチロックブレーキ(ABS)やトラクションコントロールはホイールの回転に応じて作動します。純正時と比較して、外形の大きく異なるタイヤの装着はこれらの装置に影響を及ぼすそうです。
- タイヤ外径の誤差の基準の目安は最大1.5%増加、最小2%の減少までがベストです。
荷重能力を考慮ってどうすればいいの?
- 荷重能力とはタイヤサイズの後に表示されている82Hとか91Vなどの数字の部分を荷重指数(ロードインデクス)といいます。
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変換するタイヤサイズのロードインデックスが純正サイズに対し、1下がる毎に純正の空気圧より+10kpa(通常0.1キロと呼ばれています)とすることにより、カーメーカーの設定した許容荷重を守ることが出来ます。
- また、ロードインデックスの許容範囲は2ポイントの低下までを推奨しますが、変換後の空気圧の調整が250kpa(通常2.5キロ)以上となった場合は、ロードインデックス値を増やす為に、他のタイヤサイズを探す必要があります。
- (現在乗用車タイヤの最高空気圧は2.5キロと定められています)
EXTRA LORD・RENFに注意!
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タイヤのサイドウォールにEXTRA LORD・RENF(ReinForced)と書いてあるタイヤは、耐荷重性能強化タイプです。
- 上記で書いた設定空気圧+40kpa(0.4キロ)への調整が必要です。
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ただし、EXL及びRENFのタイヤでも290kpa(2.9キロ)以上になる場合は、やはりロードインデックス値を増やす為に他のサイズを探す必要があります。
- このように、カーメーカー推奨サイズをもとに空気圧を設定すると車本来の性能を維持することが出来、空気圧の過不足による故障を未然に防止することが出来ます。
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ここ何年か行楽シーズン中の高速道路でのトラブルはタイヤのパンク(バースト、空気圧の過不足)が1位です
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残念ながら、まだまだ空気圧に関しての関心は低いようです。
- 月に1度の空気圧チェック、お出かけ前のチェックは忘れずに!
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残念ながら、まだまだ空気圧に関しての関心は低いようです。
注意2!
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ミニバンに195/65R15から215/45R17にインチアップされてる方がいらっしゃるようですが195/65R15のロードインデックス91に対して215/45R17は87が多いようです。
- これをつけた場合の空気圧は4ポイント差があるので+0.4キロになりますが
普通車の場合、標準の空気圧が2.0キロとした時プラス0.4キロだと現在の最高空気圧ギリギリOKです。
しかし、ミニバンの標準空気圧はもう少し高めの空気圧が多く、タイヤの最高空気圧許容量を超えてしまいます。
EXTRA LORD・RENF(ReinForced)の強化タイヤがあります。
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- 通常、ミニバン用の215/45R17にはまだ、87表示のタイヤが多いようです。
215/45R17 91V RENF と言う強化タイヤがあります。
- 是非、インチアップの際はロードインデックスにご注意ください。